コロナや円安の影響もあって海外旅行には気軽に行けない昨今。
でも、海外の気分を味わいたいときはないでしょうか。
旅行先で人気の”スペイン”の定番料理”パエリア”を紹介します。
スペイン料理と言ったら真っ先に思い付く”パエリア”ですが、
どのような料理か説明できたり、家庭で造られる方は少ないのではないでしょうか。
この記事では、
・パエリアという料理
・パエリアの一般的なレシピ
・パエリアのずぼらレシピ
そんなことを知りたい方に届けたい記事になっています。
実際に、スペインに3回行って現地のパエリアを食べた私の感想も入れています。
参考になれば幸いです。
パエリアはお米と野菜・海鮮・肉などをスープで炊いた料理
パエリアは、魚介類や肉類、野菜の美味しさが凝縮されたお米料理です。
お米と一緒に炊いた素材のエキスが堪りません。
日本料理で例えるならば、炊き込みご飯のようなものでしょうか。
パエリアは”男の料理”
パエリアは一度に大量に作れること、華やかな見た目でインスタ映えもすることから、
日本ではホームパーティーやキャンプで作られる人も増えてきています。
一方で、スペインでは”男の料理”とも言われ、休日にお父さんがお母さんに代わって振る舞います。
家族や友人が集まって大勢で囲んで食べるようです。
パエリアを炊く人は男女で呼び方が変わるんだって。
女性は「パエジェーラ(paellera)」
男性は「パエジェーロ(paelleroz)」
バラエティ溢れるパエリアの種類
素材は地域や家庭によってバラバラで統一された決まりはないとのことです。
お店に行ってもたくさん種類があるので、食べ比べてみるのも楽しみ方の一つです。
お米だけじゃなく、パスタを使った変わり種もあります。
種類としては以下のようなものがあります。
- バレンシア風パエリア(Paella Valenciana)
- 魚介パエリア(Paella de Mariscos)
- ミックスパエリア(Paella Mixa)
- イカ墨パエリア(Arroz Negro)
- ショートパスタを使用したパエリア(Fideua)
ショートパスタのパエリアは、お米を忘れた漁師が船の上でお米の代わりにパスタを使ったことで生まれたメニューとのこと。
専用のフィデオというパスタがありますが、カッペリーニを細かく折って代用してもOK!
パエリアの歴史と語源
パエリアはスペインのバレンシア地方が発祥と言われています。
バレンシア地方はみなさんがイメージされるオレンジなど盛んに栽培されていますが、
地中海沿いの温暖な気候を生かして有数の米所でもあるそうです。
最初は、魚介ではなく山・野の幸を使った料理だった?
そのバレンシア地方にて、畑や家畜から手に入る身近な素材を使ったパエーリャが15-16世紀頃に誕生しました。
当時は、米・野菜・鶏肉・野ウサギのお肉・オリーブなどを使用していたということです。
そして、オレンジの木の枝を薪にして、火にかけてじっくりと調理していたそうです。
その薪の煙が出汁のように具材に溶け込み、独特な香りと風味が生まれていたとのことです。
現代は魚介類のパエリアが有名ですが、
初期は山や野の幸を生かしたお料理だったんですね。
パエリアの語源はラテン語?アラビア語?
パエリアの語源は諸説あります。
しかし、由来の真偽はわかっていません。
- ラテン語の「パテラ」 ※浅い皿
- ラテン語の「パテオ」※蓋がない
- アラビア語の「Baquiya」
ラテン語に混じってアラビア語が由来が入っているのは興味深いですね。
8世紀に北アフリカ(ムーア人)からスペインにお米が入ってきたのが影響しているのでしょうか。
パエリアのレシピ
本場スペインでは黒くて平らなパエリア鍋で作るのが一般的です。
ご自宅で作るときは家庭にあるフライパンで代用OKです。
ここでは、ずぼらさんが読者ということとして(笑)、3行でザックリ作り方を紹介します。
ずぼらさん用のレシピは次の項目に記載しています~
3行レシピ
- STEP1具材を炒めて、別皿へ
💡具材からの水分は旨味がたっぷり詰まったエキス!水分もとっておく。
- STEP2お米を炒めて、ブイヨン投入
💡お米は生米を使う。
- STEP3STEP1で痛めた具材をお米と一緒にグツグツ炊く
💡汁気がなくなるまで弱火でじっくりと。おこげを作るのもおススメ。
おすすめの材料
パエリアは絶対にこの材料を使わないといけないというルールはないようです。
まずは何系のパエリアを作るか決めて、共通の食材からお好みに合わせてお野菜やハーブ等を取り入れてみてはいかがでしょうか。
何系パエリアをつくる?
- 海鮮系でいくなら☞エビやイカ、貝など
- お肉系でいくなら☞鶏肉、ウサギ肉
共通の食材はコレ
【お野菜】
- トマト
- 玉ねぎ
- パプリカ
- インゲン
【その他】
- お米
- 塩
- オリーブオイル
- ブイヨン
- ※お好みで※サフラン
- ※お好みで※ハーブ(ローズマリー、オレガノ、タイム)
- ※お好みで※レモン
【ずぼらクッキング】KADLIの商品で作ってみた
「カルディ」には、世界中の珍しい食材や調味料がそろっています。
また、「カルディ」商品は、手間と時間がかかる料理でも簡単に作れると評判です。
そんな「カルディ」商品を使って、簡単にパエリアを作ってみようと思います。
今回使用するのは「混ぜるだけパエリア魚介サフラン120g」298円(税込)。
炊飯器で炊いたお米に混ぜるだけで、
味付けも失敗せずに2-3人前のパエリアが出来るという優れものです。
こちらはカルディの店舗やオンラインストアで購入ができます。
常温保存ができるレトルトパウチ商品です。
【レポート】実際に作ってみたら…
1.通常通りお米を2合炊く
2.レトルト1袋を炊いたお米にかける
3.お米にかけた具材を混ぜる
4.具材を混ぜ終わったらお皿へ盛る
5.パエリア鍋っぽく丸を意識して飾り付けたら、出来上がり
💡グレードアップしたいなら…💡
・シーフードミックスやパプリカをオリーブオイルでソテーをして、お皿に盛ると華やかさUP。
・スキレットやフライパンに盛り付けると本場っぽくなる。
・オリーブオイルをかけたり、レモンを絞って食べるのもツウ。
【実食レビュー】食べてみた感想は…
298円(税込)でのクオリティで言えば満足!
サフランを入手すること、魚介の味を効かす手間や失敗リスクを考えると、
十分すぎるのではないでしょうか。
ただ、具材は小さいので、レトルトだけだと少し寂しい印象になってしまいます。
上記のグレードアップのように、シーフードミックスやパプリカなどを別にソテーして添えると良いです。
注意点としては、お米を炊く時に水分を多めにいれてしまうとべチャッとなることもあるので、
水分は適量か少し少なめがいいかもしれません。
べチャッとした場合にはフライパンなどで水分を飛ばし、おこげを作って楽しむのも手か思います。
時間がないけど、ちょっと凝った料理を楽しみたいときに使用してみてはいかがでしょうか。
【少し賢くなる雑学】パエリア・ピラフ・リゾットの違いは?
お米を使った料理で世界的に有名な「パエリア」・「ピラフ」・「リゾット」。
巷ではどれも耳にするものの、説明は難しいかと思います。
パエリアのおともに、少し賢くなるウンチクです。
簡単に3つの違いを下表にまとめてみました。
パエリア | ピラフ | リゾット | |
発祥地 | スペイン | トルコ | イタリア |
作り方 | お米を炒め、 具材と一緒に煮詰めていく | お米をバターで炒め、 具材を混ぜ合わせて炊きこむ | 生のお米を 白ワインとスープで煮たてる |
水分 | 水分が少ない | 水分が少ない | 水分が残されている (雑炊っぽい) |
具材の大きさ | 大きめ | 小さめ | 小さめ |
男性の皆さん、ご家族にパエリアを振る舞いながらウンチクを添えてみては?
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